ここではβカロテンがダイエットに及ぼす効果や成分の効能、1日あたりに必要な摂取量などを紹介しています。
βカロテンは、リコピンやビタミンEなどと同様に、抗酸化作用を持つ成分です。血液中の悪玉コレステロールの酸化を抑えて、ドロドロの血をサラサラに整える働きがあります。
コレステロール値を下げ、血液の流れを促進して全身の新陳代謝を上げてくれるので、脂肪燃焼やカロリー消費量が格段にアップ。脂肪を蓄積しにくい体へ整えてくれますし、冷えやむくみを改善する効果もあり、ダイエット中の女性には嬉しい限りです。ダイエットや美容はもちろん、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも役立ち、健康な生活には欠かせない成分であると言えるでしょう。
βカロテンは、緑黄色野菜やメロンやスイカなどのフルーツに含まれているので、これらの食品から摂取することもできますが、ニンジンなどのβカロテンを豊富に含んだマイブレイクレッドスムージーなら、飲み物に混ぜるだけで手軽に、効率よく摂取できるので、忙しくて、緑黄色野菜やフルーツを用意ができない方には、ピッタリな摂取方法です。
βカロテンは、カボチャやニンジンなどの緑黄色野菜に多く含まれている天然の色素成分です。摂取すると体内でビタミンAに変わるので、期待できる効果はビタミンAとほぼ同じです。
ビタミンAは目や口、喉などの粘膜を健康に保つ働きや肌を乾燥から守る働きがあり、がん予防や免疫力の強化に効果があります。ただし、ビタミンAは過剰に摂取すると、体内に蓄積され、頭痛や吐き気の原因になってしまうことがあります。これを防ぐためには、βカロテンとして摂取しておいて必要量だけを体内でビタミンAに変換した方が得策です。βカロテンとして摂取した場合の効果は、何といっても抗酸化作用。細胞や血液中で活性酸素を除去して、酸化や老化を防ぐ働きがあります。
βカロテンの1日当たりの摂取量は特に決められていませんが、βカロテンは特に吸収されにくい栄養素だと言われていますから、できるだけ多めに摂取しておくべきです。ビタミンAの摂取目安量は、成人女性で1日に650㎍とされていますから、その数字を目標に摂取してみると良いかもしれません。ちなみにβカロテンは摂取し過ぎても必要に応じてビタミンAに変換されるために、過剰摂取を気にする必要はありません。
野菜の中でもβカロテンが多く含んでいるニンジンは、100g当たり9,000㎍含まれているそうですが、生で食べるとその8%、火を通して食べても30%程度しか体に吸収されません。野菜炒めなどにして油と一緒に調理すると、60~70%の吸収率になるので、油を使用した調理がおすすめです。